1992y ポルシェ911 カレラ2 ティプトロニック 最終モデル 記録履歴23枚 エンジン脱着整備済(タイミングチェーンガスケット、バルブカバーガスケットOリング、フューエルポンプ、ブロアーファン左右、オルタネーター&ベアリング、ベルトテンショナー他交換済)

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年式 1992年
走行距離 4.1万km
外装色 グランプリホワイト
内装 ブラックレザー
車検 2023年4月
車輌価格 SOLD OUT
オプション詳細他

・1992y ポルシェ 911 カレラ ティプトロニック MIZWAディーラー車
・内装色 ブラックレザー
・3600cc 空冷水平対向6気筒SOHC 250ps/6100rpm 309.9N・m/4800rpm
・4速ティプトロニック

整備履歴
・1992年12月  51km 新車納車前点検 正規ディーラーMIZWAにて
・1993年 4月 3131km 新車3000km点検 正規ディーラーMIZWAにて
エンジンオイル、オイルフィルター、ディファレンシャルオイル交換、タイヤ空気圧調整、ハーフシャフト/センターシャフト締付、ダイヤグノーシステム調整
・1994年 3月 6207km 法定12か月点検 正規ディーラーMIZWAにて
エンジンオイル、オイルフィルター、スパークプラグ、フューエルフィルター、エアーフィルター交換、タイヤ空気圧調整、ホイールボルト締付ドライブシャフト締付、排気弁調整
・1999年10月 25090km 臨時整備 正規ディーラーにて
エアバッグコントロールユニット交換
・1999年12月 25785km 法定12か月点検 認証工場にて
エンジンオイル、オイルフィルター、エアフィルター、ファンベルト、エアコンベルト、オルタネーターベルト、前後ブレーキパット、前後タイヤ4本、左リアショックアブソーバー交換、バッテリーターミナル締付、ホイールボルト締付、タイヤ空気圧調整、ブレーキフルード補充
・2000年 8月 27053km 臨時整備 専門工場にて
オンボードコンピューター表示不良修理、イルミネーションバルブ交換
・2000年 8月 27053km 法定12か月点検 ポルシェ専門工場にて
エンジンオイル、オイルフィルター、エアフィルター、ファンベルト、エアコンベルト、オルタネーターベルト、Fワイパーブレード交換、ホイールボルト締付
・2002年 1月 31038km 24カ月車検点検 専門工場にて
ファンベルト2本交換、エアクリーナエレメント清掃、タイヤ空気圧調整、ホイールボルト締付
・2003年 6月 34135km 法定12か月点検 認証工場にて
エンジンオイル、ATF、スパークプラグ、パワーウインドウスイッチ、オルタネーター&オルタネーターベルト、ディストリビューターヘッド交換、タペット調整、ホイールボルト締付、タイヤ空気圧調整
・2004年 1月 35189km 法定24か月車検点検 認証工場にて
スパークプラグ、エアクリーナエレメント交換、点火時期調整、ブレーキペダル遊び調整、サイドブレーキ調整、タイヤ空気圧調整、ホイールボルト締付、ブレーキフルード補充、バッテリー液補充
・2004年 8月 35926km 臨時整備 専門工場にて
前後タイヤ4本交換
・2004年 9月      臨時整備 専門工場にて
エアコン修理、エアコンコンプレッサー交換、エアコンガスチャージ真空引
・2004年10月      臨時整備 専門工場にて
エンジンオイル、オイルフィルター交換
・2006年 1月 37373km 24か月車検点検 認証工場にて
エンジンオイル、スパークプラグ、エアクリーナエレメント交換、点火時期調整、ブレーキペダル遊び調整、サイドブレーキ調整、タイヤ空気圧調整、ホイールボルト締付、バッテリー液補充
・2007年11月 38656km 臨時整備 ポルシェセンターにて
ポルシェ・リコンデショニング・サービス
・2008年12月 39381km 24か月車検点検 認証工場にて
エンジンオイル、スパークプラグ、エアクリーナエレメント交換、点火時期調整、ブレーキペダル遊び調整、サイドブレーキ調整、タイヤ空気圧調整、ホイールボルト締付、バッテリー液補充、ブレーキフルード補充
・2009年 3月 39435km 臨時整備 ポルシェセンターにて
エンジンオイル、オイルフィルター、シーリングリング交換
・2010年12月 40008km 24か月車検点検 認証工場にて
エンジンオイル、スパークプラグ、エアクリーナエレメント交換、点火時期調整、ブレーキペダル遊び調整、サイドブレーキ調整、タイヤ空気圧調整、ホイールボルト締付、バッテリー液補充、ブレーキフルード補充
・2013年 1月 40230km 24か月車検点検 認証工場にて
エンジンオイル、スパークプラグ、エアクリーナエレメント交換、点火時期調整、ブレーキペダル遊び調整、サイドブレーキ調整、タイヤ空気圧調整、ホイールボルト締付、バッテリー液補充、ブレーキフルード補充
・2015年 1月 40550km 24か月車検点検 認証工場にて
エンジンオイル交換、点火時期調整、ブレーキペダル遊び調整、サイドブレーキ調整、タイヤ空気圧調整、ホイールボルト締付、バッテリー液補充、ブレーキフルード補充
・2017年 3月 40720km 24か月車検点検 認証工場にて
スパークプラグ、エアクリーナエレメント交換、点火時期調整、ブレーキペダル遊び調整、サイドブレーキ調整、タイヤ空気圧調整、ホイールボルト締付、バッテリー液補充、ブレーキフルード補充
・2021年 4月 40850km 24か月車検点検 認証工場にて
スパークプラグ、エアクリーナエレメント交換、点火時期調整、ブレーキペダル遊び調整、サイドブレーキ調整、タイヤ空気圧調整、ホイールボルト締付、バッテリー液補充、ブレーキフルード補充
・2021年 12月 41048km 臨時整備 ポルシェ専門工場にて
オイル漏れによる白煙点検修理、バルブカバーガスケットボルト交換、パワーステアリングポンプOリングよりオイル漏れ修理、パワーステアリングポンプOリング交換、エンジンタイミングチェーンよりオイル漏れ修理、エンジンタイミングチェーンガスケット交換、ヒーターダクト交換、オルタネーター異音修理、オルタネーターベアリング交換、ヒーター&エアコンファン異音、ブロアーファン2個交換、フューエルポンプ異音、フューエルポンプ交換、ベルトテンショナー交換、エンジンフードダンパー交換、エンジンオイル交換、オイルフィルター交換

備考

1992MY、1992年12月登録の最終モデル正規MIZWAディーラー車、ポルシェ911カレラ2(Type964)ティプトロニックが入庫致しました。
エクステリアカラーはグランプリホワイト(ソリッドカラー)、インテリアカラーはブラックとなります。
内外装に改造やモディファイはありませんが(純正オーディオのCR-2はさすがにCDオーディオに交換されています)、リモコンキーシステムをインストールしています。スライディングサンルーフの装着は無く、リアワイパー、17インチCupホイールを装着しています。
1992MYですので、後期型のカップデザインドアミラー(通称92yミラー)や、左右エアバッグを標準装備しています。
1992年の新車納車前点検から2021年のオイル漏れ等の重整備まで、23回の整備記録簿及び整備明細書が残されております。新車時の整備手帳、保証書、取扱説明書、レザーケースも残されております。
現車は走行距離が4万kmを僅かに超えた低走行、整備履歴の明瞭な屋内保管車両となりますので、ボディ、内装の状態は勿論、ゴム、樹脂類も含め申し分の無いコンディションでした。
弊社入庫後、エンジン始動時に若干の白煙がで出ておりましたので、診断を行った処、数箇所からオイル漏れが発生しておりました。
エンジンを脱着せずに対策整備は可能でしたが、他に若干のパワステからの音、オルタネーターの音、ヒーターからの音等が気になった部分が有りましたので、折角なのでエンジンを下ろして整備を行いました。
作業内容は履歴に記載しておりますが、バルブカバーガスケット部分よりオイル漏れのため、バルブカバーガスケット交換、タペットカバー後側のパワステポンプOリングより滲み、漏れが発見されたため、パワステポンプOリング交換、タイミングチェーンよりオイル漏れのため、タイミングチェーン2個交換、オルタネーターより鳴きが発生していたため、オルタネーター及びオルタネーターベアリング交換、964によく有るヒーター&エアコンよりスズムシの鳴く様な音が出ていたため、ブロアーファン左右2個交換、フューエルポンプよりうなり音が出だしておりましたので、フューエルポンプ交換、同時にベルトテンショナー、ファンベルト類3本交換、その他、エンジン上部のヒーターダクトが破損しておりましたため、ヒーターダクト交換、エンジンフードボンネットダンパーが弱っておりましたので、ボンネットダンパー2個交換、消耗品のエンジンオイル、オイルフィルター、エアクリーナー、フューエルフィルターを同時に交換を行っております。商品として展示販売するまでに相当な整備費用が掛かっております。
直ぐに安心してお乗り頂ける状態に仕上がっております。
現在、敢えてエンジンアンダーカバーを外した状態で展示を行っております。
是非、下回りの綺麗な状態を確認頂ければと思います。

1989年にフルモデルチェンジをした911(コードネーム964)は、当初4輪駆動のCarrera4がそれまでの930型911の後継モデルとしてデビューしました。周知のとおり5MTだけです。
当時911は、相変わらず北米市場での人気は高かったものの、顧客数の増大は新たな要求を生み、それに応えるためにはアップデートが必要な時期に来ていました。さらにその後継車は911シリーズのイメージを継承する必要があり、外観を大きく変えることが許されなかった為、デビューした964型は、930型のデザインを踏襲した外観をまとってはいるものの、80%ものパーツを新製するといった手の込んだ手法を採しました。その結果、カレラボディの空気抗力係数Cd=0.32は当時としては優れた空力特性であり、空冷エンジン搭載の911シリーズでは最も低い値となっています。
エンジンは内径φ100mm×行程76.4mmで3,600ccに拡大され、圧縮比11.3でツインプラグ化され250馬力/6,100rpm、31.6kgm/4,800rpm。4WDに対応するためフロアセンターは高くなっているが巧みなボディワークにより見た目は分からない様になっています。リアスポイラーは電動格納式。ボディータイプは当初よりクーペ、タルガ、カブリオレの3種が提供された。特筆される変更点は、パワーステアリング及びABSの搭載、サスペンションをトーションバースプリングからコイルスプリングに変えたことです。これによりリバウンドでのセット荷重が負荷できるようになり、現代的なハンドリングを得ることに成功しました。今では4輪駆動のスポーツカーは当たり前となりましたが、当時は911なのに4輪駆動というのが馴染めなかったものです。
そして1990年待望のRRモデルであるCarrera2が追加発表となりました。驚いたのはティプトロニックと呼ばれるAT(オートマチックトランスミッション)を搭載した事です。
それまでPorscheは924、944、928でオートマチックモデルがありましたが、911がATになるなんて!しかも2ペダルのATでありながら、シフト操作でMT(マニュアルトランスミッション)のようにシフトアップ・シフトダウンが出来るではありませんか!
それ以前にも2ペダルの911はありましたが、あまり評判の良くなかったスポルトマチックやRUFのEKSです。これらはMTを2ペダルで操作するのですが、タイプ964にて本格的なフルオートマチックトランスミッションを採用しました。『ティプトロニック』と名付けられたこのシステムは、電子制御をボッシュが担当し、ギアシステムやトルクコンバーターなどのメカニカル部分をZFが担当し、ポルシェと共同開発したものです。
基本的にはプラネタリーギアを用いた4速ATで実際の変速も油圧によって行われます。繊細な制御を行い、マニュアルシフト機能を加え、スポーツ走行が可能となります。964/993までのセレクターレバーはH型となり、Dレンジ右側にシフトを倒す事により、「マニュアルシフティングレベル」というサブゲートに移す事が出来ます。
シフトノブを前後に動かす事で変速が可能となり、前方(+)に押し込む事でシフトアップ、手前(-)に引く事でシフトダウンとなります。
ギアチェンジに必要とする時間は、僅か0.1~0.2秒で、M/Tよりも遥かに素早い変速が可能となります。
また、マニュアル車のトラブルとして多い、オーバーレブも制御されており、許容回転数を越えるギアをセレクトした場合は、自動的にシフトチェンジをキャンセルします。
更に、学習機能も備わり、エンジン回転数・縦/横方向加速度・アクセル開度/踏み込み速度・車輌速度などの情報から適切なシフトスケジュールを選択します。故障が少ない(ほぼ故障しない)というのもティプトロニックの特徴です。
993型のティプトロニックSとは違い、ステアリングには変速スイッチはありません。
当時は『911をATで乗れる』といって、MTのCarrera2はティプトロニックよりも販売台数が少なかったのです。そんな時代でした。カレラ2にはティプトロニックATを搭載したCarrera2は、その後の自動車産業に与えた影響や、ユーザー層を広めた功績はとても大きいのです。
964は最後のセミトレーリング式リヤサスペンションとRRの組み合わせとなりました。
セミトレーリング式では対地キャンバーが崩れて接地限界は993以降のマルチリンク式に劣ります。一方で対地キャンバーが一定の割合で崩れていくので運転手がタイヤの接地情報を得られやすい美点もあります。実験部門がリヤサスペンション取り付け部を重点的にボディをチューニングすることで、創業時の356から伝統的に運転手を熱狂させてきた、独特のトラクション感を体験できる最後のポルシェが964なのです。
964型は1989年から1993年までの5年間のみ生産され、993へとモデルチェンジしました。
その5年間の中でもマイナーチェンジがあります。1991年にアルミホイールデザインが変更され、1992年にダブルエアバッグが装着され、同時にサイドミラーが楕円形のカップデザインに。また、エアコンガスがR12からR134へと変更されました。1993年モデルではリアブレーキキャリパーがそれまでの2ポットから4ポットに変更されました。
そんな964型911ですが、今となってはどれも古い車である事には変わりありません。
良い状態を維持している個体はかなり少なくなっています。数年前からの価格の高騰もあり、日本で大切にされてきた911のかなりの台数がヨーロッパやアメリカなど、世界中に輸出された事も記憶に新しい事実です。
964が欲しい方は、是非状態の良い個体を探してください。
今回入庫した1992年モデルの964は、1992年12月に新車登録されました。事故歴は無くドア調整跡もありません。屋内保管保管されていた為塗装の状態も良く、ウインドウ周りのゴム類に亀裂や硬化が無く、インテリアのプラスチック類の亀裂や反りもありません。またシートも硬化が無く柔らかい状態のままです。現在41,000kmと走行が少ないので、フロアマットに穴が開くような事もありません。
新車時からの各定期点検記録簿が残っており、取扱説明書や保証書、整備手帳があります。

当時流行った諸々の改造は一切無く、ノーマルの状態です。特筆すべきは当時人気オプションだったサンルーフが装備されていない点です。
フロントのトランクスペースには、スペースセーバースペアタイヤ、エアポンプ、ジャッキ、工具類がちゃんと残されています。トランク内のカーペットも破れや穴はありません。
過去多くの空冷911が海外に輸出されました。国内で流通している964の多くは走行距離が増えており、モディファイ等の改造を受けている個体もあります。
最高の状態の964モデルをお探しの方は、是非一度ご来店の上現車をご確認ください。
オートローン金利1.9%~、頭金¥0~、最長お支払回数96回~120回、残価据置型オートローン御対応可能です。月々のお支払の試算、オートローン事前審査御対応可能です。お気軽にお問い合せ下さい。
全国御納車可能です。詳細はお問い合わせ下さい。

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