2015y ポルシェ911 GT3 PDK サーキット未走ワンオーナー PCCB Fリフト OP¥4,548,000

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年式 2015年
走行距離 0.8万km
外装色 キャララホワイト
内装 ブラックレザー/アルカンターラ(カーマインレッド)
車検 2年取得後受け渡し
車輌価格 SOLD OUT
オプション詳細他

・2015yモデル(2014/11早卸)ポルシェ 911GT3 PDK ストリート Porsche Japan 正規ディーラー車

・3,799cc 水平対向6気筒DOHC24V 475ps/8250rpm 440N・m/6250rpm

・7速PDK

現在までの整備履歴

・2014年11月 17km PC正規ディーラーにて 納車前点検整備

・2015年11月 2,881km PC正規ディーラーにて 法定12か月点検整備、リコール整備

エンジンオイル交換、WF20実施

・2016年12月 4,716km PC正規ディーラーにて 法定12か月点検整備

エンジンオイル、オイルフィルター交換

・2017年11月 6,011km PC正規ディーラーにて 法定24か月車検点検整備

エンジンオイル、オイルフィルター、ブレーキフルード、エアコンフィルター、ハイフレヤ、タイヤシーラント、キーバッテリー・カバー、エアコン低圧ホース、エキスパンションバルブ、低圧ライン交換

メーカーオプション及び装備品

・ポルシェ・セラミック・コンポジット・ブレーキ(PCCB)¥1,668,000

F:6Pod キャリパー&410mm セラミック製ディスク

R:4Pod キャリパー&390mm セラミック製ディスク

イエローペイント ブレーキキャリパー

ノーマルブレーキ比 約50%軽量

・フロントリフトシステム¥541,000

・LEDヘッドライト(PDLSプラス付)\515,000

・グレートップ・ウインドスクリーン¥21,000

・ボディカラー同色塗装ヘッドライトクリーニングシステム用ノズル¥37,000

・スポーツクロノパッケージ¥290,000

アナログ時計表示機能付ストップウォッチ

ポルシェトラックプレシジョンアプリケーション

ラップトリガープリパレーション

・カラークロノメーターパネル(キャララホワイト)¥59,000

・カーボンインテリアパッケージ¥290,000

・カーボンセンターコンソールトリム¥91,000

・ライトデザインパッケージ¥80,000

・レザー/アルカンターラ・インテリア¥526,000

・レッドステッチ¥214,000

・シートヒーター¥86,000

・スモーカーパッケージ¥10,000

・自動防眩ミラー¥100,000

・助手席ラゲッジネット

・フロアマット¥20,000

・SuperCatレーダー探知機 GWR830sd

メーカーオプション合計¥4,548,000

備考

ポルシェ911(991)GT3が入庫致しました。メーカーオプションが約455万円というふんだんに装着された車両です。2014年11月登録のポルシェジャパン正規ディーラー車です。モデルイヤーは2015年となります。

詳細は後述致しますが、2015年モデルは対策済エンジンをドイツ本国のメーカーの生産ラインで搭載されます。

新車時から1オーナーのお車で、過去4回ポルシェセンターにて点検整備の履歴が残っております。撮影時の走行距離は僅か8,024kmです。屋内にて保管されていたお車で、禁煙車です。サーキット走行歴はありません。

ポルシェ911GT3においては、走りを追及したモデルだけに、各オーナー様がそれなりの走りをして来られた歴史がボディに残されています。サーキットを走行される方もいれば、中には乗用車として乗られる方もいます。今回入庫したGT3はサーキット走行はしておりません。高速走行もそれほどされていないようです。フロント周りの飛び石跡が数カ所確認できる程度で、大きなものはありません。前後タイヤ直後の飛び石傷もありません。リアフェンダーのストーンガードはほぼ無傷です。

数万km走行されたGT3と、是非見比べてください。状態の良さをお判りいただけると思います。

このGT3には自動車が一台買えてしまうほどの高額オプション(¥1,668,000)ポルシェ・セラミック・コンポジット・ブレーキ(PCCB)が装着されており、軽量かつ耐熱性に優れるブレーキシステムです。サーキット走行や高速走行時のメリットがあるのはもちろん、街乗りでのメリットはブレーキパットの交換サイクルが永く、ブレーキダストが出にくく日々のお手入れが要らないという点が魅力です。GT3となりますのでブレーキ性能は非常に高いですが、一度PCCBの制動力に慣れてしまうとスチールブレーキの車両に乗ると不安になる位の効きです。また、見た目も当然違うのでPCCB非装着の911に乗られる方から一目置かれることでしょう。

スポーツクロノパッケージを装着しております。ストップウォッチ機能だけではなく、アナログ時計、ポルシェトラックプレシジョンアプリケーション、ラップトリガープリパレーション機能付きとなります。

ヘッドライトはオプションのLEDヘッドライト(PDLS+)が装備されています。ノーマルのヘッドライトとは見た目の雰囲気が違う事と、夜間走行時のコーナリング中の視界が格段に良くなるという優れものです。

お車の内装はオプションのレザーインテリアです。GT3のレザーインテリアは、ダッシュボードアッパー、インナードアアッパートリム、センターコンソールサイド、シートサイド&ヘッドレストがレザーとなり、シートセンターやセンターアームレスト、ステアリングホイール、シフトノブ、インナードアアンダートリム、ダッシュボードアンダー、ピラートリム、ルーフライニングはアルカンターラとなります。

新車時乗り出し価格2000万円オーバーのお車となりますが、ノーマルの内装(レザーインテリア非装着)ですとダッシュボードトリムが樹脂製となり、少し寂しさを感じられるかもしれません。

991型GT3といえば、デビュー直後に大規模なエンジンの損傷と、車両火災リコールが発生して、一時販売を中止して初期生産の785台を全てポルシェが回収し、対策済みのエンジンに乗せ換えるという歴史があります。

トラブルの原因はエンジン内のコネクティングロッドのボルトが緩み、この状態のコネクティングロッドが、クランクケースを破損。そして、ここからオイルが漏れ、火災に至ったという事のようです。

997世代までは通常の911のエンジンと911GT3のエンジンは設計が異なり、GT3系は「ハンス・メツガー・ユニット」を採用していたものの、991世代のGT3からは991カレラSのエンジンをチューンして使用するようになっていて、より負荷の高いGT3では予想外の問題が生じたのかもしれません。

そんな事があった為、エンジンのメーカー保証は10年又は12万kmに延長されております。GT3RS、後期型991.2のエンジン保証期間より遥かに長いエンジンの保証が付帯されております。

2014年モデルの日本国内のポルシェセンターで対策済エンジンの載せ替えた車両よりも、初めから対策済みのエンジンがメーカー生産ラインで搭載されている2015年モデルの方が人気があります。昨今の空冷911ブームでもそうですが、いかに新車時から手が加えられていないかが価値を左右しています。

走りをピュアに追求したポルシェの代名詞として信奉してきたハードコアなファンが動揺した991型GT3。何しろ991シリーズに設定された911 GT3は、とうとう空冷由来のエンジンとお別れし、ギアボックスはPDKだけの設定となり、電子制御式のリアホイールステアなんてものまで付いているのです。

「カレラ4」用をベースとするワイドトレッドのボディーは、これまでの流儀にのっとって大きな開口部を備え、前後に大型の空力パーツが装着されています。997後期型のGT3と比べると最大ダウンフォース量は実に20%も増加しているといわれます。

リアに積まれるエンジンは、カレラシリーズが使う直噴ユニットをベースとしています。しかしながら鍛造ピストン、チタンコンロッド、ロッカーアーム式バルブ駆動の採用など徹底的に手が入れられて、最高回転数9000rpmという超高回転型となりました。最高出力は475ps、最大トルクは44.9kgm(440Nm)を発生します。

PDKも、軽量化やローギアード化を行い、GT3専用の変速プログラムが与えられています。操作系も、パドルスイッチはストロークが詰められ、またセレクターレバーは手前に引いてシフトアップ、押し込んでダウンというレーシングパターンに変更されています。これは非常に大きな、そしてうれしい変更です。

アルミ素材の採用などで軽量化されたシャシーには、新たに電子制御式デフを使ったPTV Plus(ポルシェ・トルク・ベクトリング・プラス)、そしてリアホイールステアが搭載されています。後者は、低速域ではフロントと逆位相に、高速域では同位相にそれぞれ最大1.5度、後輪を操舵することで、低速での軽快な挙動と、高速域での安定性をいずれも向上させるのが狙いだそうです。

スポーツシートに体を滑り込ませてエンジンを始動すると、室内にはGT3の独特なガラガラとした無愛想な音と振動が今のクルマとしては異例なほどダイレクトに侵入してきます。エンジン回転が微妙に上下する不安定なアイドリングは初代GT3から不変です。と思ったら、何とコレはあえてそうしているのだそうです。今どき、それらを均(なら)す事などたやすいが、高回転型エンジンを積むクルマらしく演出しているというのです。ギミックとののしるなかれ。これが何とも嬉しかったりするのです。

このエンジン、高回転型とはいっても低速域からトルクは出ていますし、車重は1430kgと軽く、またPDKも加速重視のローギアードな設定とされていることもあって、日常域でも十分に動きの軽さと力強さを実感できます。とはいえ、本領を発揮するのはもちろんアクセルを奥まで踏み込んだ時です。4000rpm辺りから音とレスポンスがさらに研ぎ澄まされ、7000rpmオーバーまで一気にパワーをさく裂させるだけでも頭が真っ白になりそうですが、新型GT3はその先でさらにサウンドが甲高く変化し、まるで3段目のロケットに火が入ったように9000rpmまで伸び切るのです。これはもう快感以外の何物でもありません。

PDKの反応も鋭くダイレクト。多少のショックも厭わず素早く変速していきます。2段連続のダウンシフトを試みた時などの、とてもマニュアルギアボックスでは不可能な電光石火の変速ぶりを目の当たりにすると、PDKのみの設定となったことにも納得するしかないという気にさせられます。

しかし、だからといって左足が退屈してしまう。なんてことはありません。なぜなら左足には、フットレストの上で絶え間ないGに対して踏ん張り続ける役割があるからです。

20インチへと拡大された、見るからにドライグリップ重視の、つまり最小限の溝しか掘られていないパターンを持つタイヤの路面への粘着力は凄まじく、コーナリングの限界は公込むと微小な舵角から、まさに意のままのレスポンスで応えてくれます。

気掛かりだったリアホイールステアは、逆位相に切る50km/h以下の低速域では、自分を中心にクルリと向きが変わる感覚に、その効果が感じられる気もするが、いずれにせよ違和感は皆無です。ただただよく曲がり、安定感も凄まじいということに尽きます。

もっとも、一般道では高速域でのメリットをハッキリと体感するのは難しです。もちろん実際には、恩恵を受けているに違いないのですが、機会があれば高速コーナー主体のサーキットでも試してみたいお車です。

PASMをスポーツモードにすると、挙動がさらにシャキッとしてステアリングの正確性が一層際立ちます。タイヤ溝が浅いせいか、雨の中では若干つま先立った感じもしますが、その時はPASMをノーマルにすれば十分なグリップ感を得ることができます。すべてが極めて実戦的なのです。

エンジンが変わりPDKになり後輪操舵が付いても、本質は変わっていません。ガチガチなボディーに締め上げられた足まわりがつくり出す乗り心地、荒ぶるサウンドとレスポンスを堪能していると、気持ちの高ぶりを抑えきれず、そのままどこかのサーキットに向かって、思い切りそのポテンシャルを引き出してみたいという衝動に駆られてしまいます。まさにこれぞ、GT3がGT3であることの変わらぬ証しではないでしょうか。

1オーナーの走行距離が僅か8,000kmの極上車です。ご購入をご検討下さる方は、是非一度現車をご覧になられてからお考えいただくことをお勧めします。

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