1996Y ポルシェ 911 カレラ2 クーペ ティプトロニックS 限定エアロVer 1オーナー EGオーバーホール済 記録26回

年式 | 1996年 |
走行距離 | 5.5万km |
外装色 | ポーラシルバー |
内装 | チェストナットブラウンレザー(スペシャルカラーレザーインテリア) |
車検 | 2021年7月 |
車輌価格 SOLD OUT | |
オプション詳細他
・3600cc 空冷水平対向6気筒SOHCバリオラム 285ps/6100rpm 340N・m/5250rpm ・4速ティプトロニックS ・取扱説明書、新車保証書、整備手帳、PC定期点検記録簿(26回)、レザーケース、スペアキー、未使用レザーキーケース保管 ・1オーナー、33ナンバー(二桁ナンバー)、屋内保管、禁煙車、 ・車両履歴・整備履歴の非常に明瞭な車両です。 ・2019年7月エンジンオーバーホール済 ・ミシュラン製タイヤ4本新品交換済(2019年7月) オプション ・純正エアロキット ・スペシャルカラーインテリア ・リトロニックヘッドライト ・フロントクリアーウインカーレンズ 整備履歴 ・1996年7月 新車納車前点検 MIZWA自動車にて ・1996年9月 3,565km 新車3000km又は6か月以内点検 MIZWA自動車にて エンジンオイル交換、オルタネーターベルト、ACベルト調整 ・1996年9月 3,915km 臨時整備 MIZWA自動車にて インターミディーOリング、クランクシール、チェーンカバーガスケット左右交換 ・1997年5月 10,578km 10,000km点検 MIZWA自動車にて エンジンオイル、オイルフィルター、エアフィルター、A/Cフィルター交換 ・1998年1月 19,705km 20,000km点検 MIZWA自動車にて インターミディーOリング、エンジンオイル、オイルフィルター、エアフィルター、スパークプラグ、ファンベルト、A/Cベルト、ATF交換 ・1998年11月 31,012km 30,000km点検 MIZWA自動車にて エンジンオイル、オイルフィルター、デフオイル、フューエルフィルター、A/Cフィルター、ヘッドライトS/W、バルブ交換、バッテリー液、ウォッシャー液補充 ・1999年2月 34,556km 臨時整備 MIZWA自動車にて エンジンオイル、オイルフィルター交換 ・1999年7月 39,294km 法定24カ月車検整備 MIZWA自動車にて エンジンオイル、オイルフィルター、ブレーキフルード、ATF、スパークプラグ、エアエレメント、オルタネーターベルト、A/Cベルト交換 ・2000年6月 42,899km 法定12ヶ月点検 ポルシェセンターにて バッテリー、前後ワイパーブレード交換 ・2001年4月 44,360km 法定12ヶ月点検 ポルシェセンターにて エンジンオイル漏れ修理、クランクシール、インターミディーOリング、左右カムカバー交換、バッテリー充電 ・2001年7月 44,553km 法定24カ月車検整備 ポルシェセンターにて ブレーキフルード、A/Cフィルター交換 ・2001年7月 44,600km 臨時整備 ポルシェセンターにて エアバッグコンタクトユニット交換 ・2002年7月 45,477km 臨時整備 ポルシェセンターにて エンジンオイル交換 ・2002年11月 45,646km 臨時整備 ポルシェセンターにて フューエルポンプ、DMEリレー交換 ・2002年12月 45,744km 臨時整備 ポルシェセンターにて オルタネーターO/H、バッテリー、ホーン左右、ドア内張カバー、Fワイパーブレード交換 ・2003年6月 46,783km 法定24カ月車検整備 ポルシェセンターにて エンジンオイル、ブレーキフルード、ハイフレヤー交換 ・2004年7月 47,944km リコンデショニングチェック ポルシェセンターにて エンジンオイル交換 ・2005年7月 48,498km 法定24カ月車検整備 ポルシェセンターにて エンジンオイル、オイルエレメント、ブレーキフルード、エアエレメント、ファンベルト、Rタイヤ2本、Fブレーキパッド、Fワイパーブレード交換、バッテリー交換 ・2006年5月 49,230km 臨時整備 ポルシェセンターにて バッテリー交換 ・2007年7月 50,192km 法定24カ月車検整備 ポルシェセンターにて エンジンオイル、ブレーキフルード、オルタネーターベルト、A/Cベルト、前後ワイパーブレード、Rワイパーアーム交換 ・2009年7月 51,260km 法定24カ月車検整備 ポルシェセンターにて エンジンオイル、ブレーキフルード、ベルトセンサー、フロアパンドレン、前後フードショック、タイロッドダンパー、左右ラックブーツ、ボールジョイントナット交換 ・2011年7月 51,691km 法定24カ月車検整備 ポルシェセンターにて エンジンオイル、オイルフィルター、ブレーキフルード、Low/Highホーン、ハイフレヤー交換 ・2013年7月 52,860km 法定24カ月車検整備 ポルシェセンターにて エンジンオイル、ブレーキフルード、Rワイパーブレード、ハイフレヤー交換 ・2015年7月 53,713km 法定24カ月車検整備 ポルシェセンターにて エンジンオイル、オイルフィルター、ブレーキフルード、エアダクト交換 ・2017年4月 54,411km 臨時整備 ポルシェセンターにて エンジンオイル漏れ修理、左右INカムカバー、左右EXカムカバー、カムブリッジOリング、バッテリー、エンジンオイル、オイルエレメント交換、スパークプラグ交換 ・2017年7月 54,644km 法定24カ月車検整備 ポルシェセンターにて ブレーキフルード、ハイフレヤー交換 ・2019年7月 55,256km 法定24カ月車検整備 専門工場にて(元MIZWAメカニック) エンジンオーバーホール、エンジンオイル、オイルフィルター、スパークプラグ、タイヤ4本(ミシュラン・パイロットスポーツ)交換 |
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備考
空冷エンジンの最終モデルの911(993)が入庫致しました。1996年後期モデルのバリオラムのクーペⅡ ティプトロニック エアロバージョンです。、当時のMIZWA六本木の30台限定車です。通称「六本木バージョン」と呼ばれています。かなり特別なお車です。特別というのは限定車という事もありますが、なんと1オーナーのお車なのです。新車から23年間ずっとご所有されていたというお車です。2桁のナンバープレートです。 ボディカラーはポーラシルバーという名前の、少し青みを帯びたシルバーです。インテリアはオプションのチェストナットブラウン・スペシャルカラーインテリアです。屋内で大切に保管されていた為、シートは硬化していません。柔らかい状態です。 当時オプションだったリトロニックヘッドライト付です。サンルーフレスです。 今回入庫した993クーペⅡエアロバージョンの特記すべき点は、整備記録簿が新車時から26回分全て残されている点です。新車登録から23年となりますが、全ての歴史が残されているのです。取扱説明書、新車保証書、整備手帳、定期点検記録簿26回、レザーケース、スペアキー、未使用レザーキーケース保管。モディファイ等は一切無く、完全なオリジナルのお車です。そして、2019年7月にエンジンのオーバーホールが完成しております。 26回の整備のうち、1999年7月迄がMIZWA自動車、その後2017年7月迄がポルシェセンターで車検を含めたすべての整備が行われています。2019年7月、最後の整備にエンジンのオーバーホールが行われていますが、ポルシェセンターではありません。元MIZWA自動車のメカニックが在籍する専門工場にてエンジンのオーバーホール及び車検整備を行っています。空冷エンジンを解っている熟練メカニックにエンジンの全てを組み上げて頂いております。同時に車検も継続検査にて取得しています。 ローマイレージ、記録簿有り、改造無しという全てを満たす個体は価値が今後更に上がる要素ではないでしょうか。 オプションのサンルーフは装着されていません。空冷911のクーペモデルはサンルーフレスの方が人気があるのは周知の事と思います。 新車当時から装着されているリアフェンダーのストーンガードフィルムは、オリジナルのシルバーの物が貼られております。若干のヒビが見受けられる状態ですが、現在新しい物に交換しようとすると、透明なストーンガードフィルムとなってしまいますので、そのままにして「味」を残してあります。屋内保管ならではのコンディションといえます。ウインドウ周りのラバー製ウエザーストリップも硬化しておりません。 クーペⅠとクーペⅡの違いは、クーペⅠは16インチアルミホイールで、スライディングサンルーフやリトロニックヘッドライトのオプション設定がありませんでした。クーペⅡは17インチアルミホイール、グリーンバンドフロントガラス、リアワイパー付で、リトロニックヘッドライト、スライディングサンルーフがオプション装着可能だったという違いです。 また、ティプトロニックとティプトロニックSの違いは、ステアリングにシフトチェンジボタンが有るか無いかです。1994年の993デビュー時はシフトチェンジボタンが無い、ただのティプトロニックでした。1995年以降はシフトチェンジボタンが付いたティプトロニックSとなりました。 空冷911のなかで、最も完成されたモデルがType993です。1993年(1994モデル)に登場した第4世代で、通称993と呼ばれます。リアエンジンに後輪駆動というレイアウトが主体です。くわえて、スタイリングも従来の964のイメージを引き継いでいます。ただし、フェンダーとともにヘッドランプ形状もややフラットになり、寝かされて、1963年のデビューから続いたいわゆる911ルックに、ひと区切りつけるデザインとなったのが特徴です。デビュー当時は1986年に販売された959に似たルックスに興奮を覚えました。 先代(964)とはホイールベースもほぼ同一で、車体外寸は幅がやや広くなりましたが、全長も全高もほぼ同一です。 空冷6気筒は排気量は先代と同じ3600cc。出力はスタンダードのカレラで272ps(非バリオラムモデル)と、964より22psアップしています。 空冷エンジン以外にも、ティプトロニックと呼ばれるマニュアルによる変速が容易なオートマチックトランスミッションをはじめ、ボディと一体成型されるダッシュボードやハイバック式のフロントシートなど、これまでの911を踏襲する部分が多のが特徴です。また、ティプトロニックというトランスミッションは故障が少ないのが特徴で、正規ディーラーのメカニックも、ティプトロニックの故障は殆ど聞いたことが無いと言う程です。 993は好燃費を求める時代の要請に応えて、ギアを6段化(MT)したり、フェンダー形状をよりフラットにして空力を改善したり、よりモダナイズされています。 最大の変更点は、リアサスペンションの形式がマルチリンク式になったことです。より高いパワーでライバルに対抗すべく、リアに荷重がかかる独特のメカニカルレイアウトの弱点をカバーし、リアタイヤへの適切な駆動力伝達と、コーナリング時を含め、姿勢の安定と操縦性の向上を目指したのです。 といっても、どれもポルシェが911の改良のために採用した考え方。変わったというより、進んだという表現が正しいのではないでしょうか。993はコンパクトで軽量という911シリーズの良さを継承しながら、快適性が上がったのも特筆すべき点です。乗り心地はより洗練され、何よりエアコンの効きが劇的に良くなりました。今回入庫した個体もエアコンは良く効きます。 993の大きな転機は1996年で、この時からエンジンにはより高出力と好燃費を実現するために、バリオラムと呼ばれる可変吸気システムが採用されました。アルミ製のインテークマニホールドです。特徴は内部に各機筒分の筒が伸びたり格納されたりする機構を持ち、マニホールド内で吸入空気の通路を長くしたり、短くしたりしてインテーク経路を回転数に応じベストな状況を造ります。ファンネルの長さをコントロールして全域でパワーを出しやすくしています。これにより、カレラで最高出力は13psアップして285psとなっています。 現在の911は衝突安全性を高めるため、車体が大きく重くなっていますが、993の時代は、それがスポーツカーとしての敏捷性に大きく影響を与えるほどではありませんでした。993カレラはアクセルペダルに載せた足にわずかに力を込めるだけで、瞬時に走り出します。 993には色々なバリエーションがあります。バリオラム無しの初期モデルは、1994yはマニュアル操作がシフトレバーだけで行うティプトロニックで、1995yからはシフトレバー+ステアリングスイッチでシフトチェンジが出来るティプトロニックSとなり、後期バリオラムモデル、クーペⅠ、クーペⅡ、それぞれに6MTがあります。そしてカブリオレ、4駆のカレラ4、ターボ、RS。1996yにはタルガ、カレラ4S、ターボS、が追加され、1997yにはカレラS、が追加されました。 今回ご案内させて頂くカレラは、一番『素』のモデルですが、空冷エンジンのRRとしては一番993のコンセプトに合っているモデルといえます。カレラSは現在の排気量アップのパワーアップエンジンを搭載するモデルとは違い、素のカレラと同じ285psであり、ワイド化されていて見た目は良いのですが、カレラ4Sとは違い、ターボ用の足回りは採用されず、ホイールにスペーサーを挟む事でワイドドレッドにしているだけとなります。カレラTipSの1390kgに対しカレラSは1420kg。重量も30kg増しています。 2桁ナンバーの付いた1オーナーの911カレラエアロバージョン、エンジンオーバーホールしたばかりです。大変状態の良いカレラです。青みを帯びたポーラシルバーとチェストナットブラウンレザーの組み合わせも大変お洒落なカラーリングです。是非一度現車のコンディションを確かめにご来店ください。 |