1995y アルピナ B12クーペ 5.0 正規ディーラー車 記録簿18枚 禁煙車

年式 | 1995年 |
走行距離 | 6.5万km |
外装色 | アルピナブルー |
内装 | ブラックナッパレザー |
車検 | 2021年11月 |
車輌価格 SOLD OUT | |
オプション詳細他
・1995y アルピナ B12クーペ 5.0 正規ディーラー車 ・4,988cc V型12気筒OHC24バルブ NA 360ps/5,300rpm 470Nm/4,000rpm ・ZF4速AT 整備履歴 1995年1月 新車納車前点検 バイエルン自動車にて 1995年3月 2,220km 新車2,000km点検 バイエルン自動車 エンジンオイル、オイルフィルター、ATF、デフオイル、ワイパーブレード交換 1996年12月 8,407km 法定12か月点検 バイエルン自動車 エンジンオイル、オイルフィルター、ブレーキフルード、ワイパーブレード交換、バッテリー充電 1997年2月 リコール実施(改106) ニコルカーズにて 1998年2月 15,013km 法定24か月車検点検 ニコルカーズにて エンジンオイル、オイルフィルター、ブレーキフルード、サーモスタット、クーラントホース、スラストロッドラバーマウント、ワイパーブレード、マイクロフィルター、ロービームバルブ交換、LLCクーラント給水 1999年2月 19,039km 法定12か月点検 ニコルカーズにて エンジンオイル、オイルフィルター、ワイパーブレード、リアローラーブラインドモーター、ウッドパネル交換 2000年2月 21,422km 法定24か月車検点検 ニコルカーズにて 2001年11月 25,207km ウインターチェック ニコルカーズにて 2002年2 25,507km 法定24か月車検点検 ニコルカーズにて 全フューエルホース、フューエルリッドヒンジ、ウインドウォッシャーノズル&T型ピース、ウインドウォッシャータンク、グロメット、シリコンリムーバポンプ、オンボードコンピューター、キーバッテリー、リアデフォッガーヒューズ交換 2003年6月 26,745km セーフティチェック ニコルカーズ ステレオ修理 2004年1月 30,023km 法定24か月車検点検 ニコルカーズにて フロントブレーキパッド、エンジンオイル、オイルフィルター、ブレーキフルード、LLCクーラント、クーラントドレン、マイクロフィルター交換 2004年9月 32,825km 法定12か月点検 アウトグランツにて エンジンオイル、オイルフィルター、バッテリー、ATシフトインジケーター交換、ETC&レーダー探知機取付 2006年3月 38,000km 法定24カ月車検点検 オーベイオートにて LLCクーラント、ブレーキフルード、ファンベルト、ベルトテンショナー、リアアーム、ワイパーブレード交換 2008年2月 42,646km 法定24か月車検点検 ナカミツモータースにて エンジンオイル、オイルフィルター、ブレーキフルード、ハイフレヤ、マイクロフィルター、キーバッテリー、センターロッド、アイドラアーム、フューエルホース、フューエルストレーナー交換 2010年2月 45,000km 法定24か月車検点検 オーベイオートにて ブレーキフルード、ATF、インテークマニホールドガスケット、Vバンク下部ウォーターラインガスケット、インジェクターガスケット、ウォーターポンプ、サーモスタットガスケット、スロットルホース、スパークプラグ、ウインドウォッシャーモーター、ウインドウォッシャーレベルセンサー、フロントスタビライザーロッド、A/Cブロアー、A/Cユニット、デフオイル交換 2011年3月 50,077km 法定12か月点検 オーベイオートにて エンジンオイル、ブレーキバルブ交換 2012年2月 53,140km 法定24か月車検点検 オーベイオートにて エンジンオイル、LLCクーラント、ブレーキフルード、E/Gオイルパンガスケット交換 2016年7月 64,246km 法定24か月車検点検 サカエ自動車にて エンジンオイル、オイルフィルター、ブレーキフルード、ブレーキパッド、前後ブレーキホース、オルタネーター補助ベルト、左タイロッド交換、ヘッドライト調整 |
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備考
ALPINA B12クーペ5.0が入庫しました。大変希少なお車です。生産台数が97台、その内正規ディーラー車が10台です。ベースとなるBMW850iは1990年のデビュー、世界一美しいクーペと言われた6シリーズ(E24)の後継モデルとして、BMWのフラッグシップモデルとして生産された車です。BMW M1以来のリトラクタブルヘッドライトが採用され、635CSLを彷彿させる美しいサイドビューを持ちます。BMW850iの当時の価格が1450万円だったのに対し、ALPINA B12クーペ5.0は2580万円というプライスタグが付けられていました。ポルシェ911ターボ3.6(964)は1680万円です。 ALPINAの製造工程は、ホワイトボディを含む必要なパーツのみBMWより入手し、ALPINAの職人達が手作業で仕立てており、仕上がりはかなり高品質です。 ALPINAというメーカーは、BMWという素晴らしい車をベースに、さらに昇華させた車です。ドイツのクラフツマンシップにより、厳しい基準で精密に作られ、非常に高いレベルで完成しています。例えば、ピストンやシリンダー間の隙間も他社が誤差で済ませるところを、ミリ単位の誤差も許さず極限まで追求しています。こうしたこだわりは100カ所以上にも及び、ALPINAは緻密さの集合体とも言える程です。だからこそ他の車では真似できない、最高の乗り心地が生まれるのです。 「移動という目的だけでなく、そのプロセスをも楽しむ」 ALPINAの創業者ボーフェンジーペン氏は、「車でA地点からB地点へ移動する場合、B地点に到達すれば車の仕事は終わっている。問題はA地点からB地点までのプロセスを楽しめるかだ」と唱えています。食事もお腹がいっぱいになれば良いと言う人と、魚を食べるのであれば旬の時期、産地、調理法までこだわる人もいます。もちろん、人間はこだわらなくても生きていけます。でも、自分を高めようとすると自然とこだわりが出てくる。そんな人生を楽しんでいる、こだわりのある人がALPINAに乗るのだと思います。 アルピナの魅力を分かりやすく言うなら、機械式時計と似ています。機械式時計もミリ単位の組み合わせで構成された、欧州のクラフツマンシップによる緻密さの集合体です。その動きを見ると、機械式時計は秒針が1秒間にじわっと動きますが、クォーツ時計は秒針が1秒ごとにカチッと動きます。機械式は動きに味わいがあって、眺めているだけでも楽しいものです。ALPINAも同じで、外見で派手に主張していませんが、内面ではミリ単位でこだわりぬいているのです。ALPINAのステアリングを握れば、すぐにわかるのです。 アルピナブルーのエクステリアは、控え目ながら、ノーズの下にはエアロダイナミクス効果を発揮するフロントスボイラーが与えられ、18インチ20スポーク・フロント9J/リア10.5Jのシグネチャーアルミホイールを履きます。 インテリアはシックに装われ、ALPINAのコーポレートカラーであるブルーとグリーンのストライプがアクセントとなるナッパレザーでシートは仕立てられています。 ステアリングホイールやシフトノブにもブルーとグリーンのステッチが施されています。 エンジンは4,988ccのV型12気筒を搭載しています。ベースの850iの300㎰対し、ALPINAはマーレー製ピストンやビッグバルブ、シリンダーヘッド、カムシャフト、エアインテークシステム、ボッシュモトロニックECUなどのチューニングにより、排気量は同じで360psと47.9kgを発揮します。850iの6,000rpmに対しB12 5.0は6,400rpmまで引き上げられています。V12はフラットなトルク特性を持ち、街中をゆったりとしたスピードで走っても良し、アクセルをグッと踏み込むとシートにグググッと背中が張り付くようなトルク感は素晴らしく、ALPINA社の技術力をうかがい知る事が出来ます。リミテッドスリップデフも標準装備しています。 又、ALPINAのテクノロジーが加えられる事でBMW本来のティストが遺憾なく発揮され、頭の中を覚醒して胸のわだかまりを拭い去ってくれるような加速を堪能できます。しかも、その間にドライバーを緊張させる振る舞いは一切ありません。 ステンレススチールのBOYSENエキゾーストシステムが奏でるサウンドも、意識すれば聞こえてくる程度のBGM的なボリュームに抑えられています。 サスペンションは引き締まった設定で、タイヤのプロファイルがスリックタイヤ並みの剛性を伝えるだけに、限界の予知性が犠牲になりがちですが、その不安は感じられません。 フロント245/40ZR18、リア285/35ZR18と云うスーパーロープロファイルのタイヤを装着しているにもかかわらず、外乱に対する耐ワンダリング性能はベースの850iより優れ、足の奥深さはALPINAマジックの誉れ通りです。ハンドリングもよりシャープに仕立てられています。ベースの850iの300psというスペックは、敢えて性能を絞り込んだ結果です。 4988ccのV型12気筒の最高出力を必要以上に引き上げる事を、BMWは好みませんでした。パワー競争を加熱さすことが社会環境に反すると考慮し、真摯な態度で自重したという訳です。ALPINAは、頂点に位置するB12は極めて限定されたオーナーに委ねられ、そうしたオーナーは知性と教養を持ち備え、B12を走らせる事に対し社会的な責任が理解できると判断したのです。BMWのMシリーズやCSiとは方向性が違う、ジェントルでラグジュアリーなGTカーなのです。Mシリーズが年間何万台も製造されるのに対して、ALPINAはわずか2,000台未満しか製造されないのです。 アルピナを買って後悔する人はいません。ALPINAが飽きられない理由に、スイート・スポットが広いことが挙げられます。たとえば同じ少量生産のスポーツカーを運転していると、楽しいときはわずかで、結構つらいことの方が多いのです。その点、ALPINAは停まっている状態から走らせるところまで、すべてが素晴らしいのです。ドアを開けてシートに身を沈め、キーをさしてエンジンを始動させる一連の動きも、作り手がALPINAという世界を演出しているのです。さらに、一般道もサーキットでも走れる車なのに、乗り心地も素晴らしい。つまらない車が多い中、刺激をたくさん持った、実にオールマイティーな車です。 国内に正規では10台輸入されていますが、昨今の旧車ブームで数台が海外に輸出されているようです。ですので現状何台が国内に存在するかは不明ですが、10台以下という事になります。 ALPINAという究極のクーペで、素晴らしいカーライフをお楽しみください。 |