1991y ポルシェ911 カレラ4 MIZWAディーラー車 整備記録12回保管 Eg脱着整備済

年式 | 1991年 |
走行距離 | 5.9万km |
外装色 | グランプリホワイト |
内装 | グレーレザー |
車検 | 2024年8月 |
車輌価格 | ASK万円(税込) |
Main equipment
・1991y ポルシェ 911カレラ4 MIZWAディーラー車
・内装色 グレーレザー
・3600cc 空冷水平対向6気筒SOHC 250ps/6100rpm 309.9N・m/4800rpm
・5速MT
オプション他装備品
・17インチCupアルミホイール
・スライディングルーフ
・リアワイパー
・RUFフロントリップスポイラー
・CDデッキ
・減衰力調整車高調整式サスペンション
整備履歴
・1994年9月 16,432km 臨時整備 正規ディーラーにて
クラッチO/H、ツインマス、クラッチカバー、クラッチディスク、レリーズベアリング、レリーズシャフト、ベアリング(IN/OUT)、インプットシール、左リアフグランプバルブ、エンジンオイル、遮熱版ボルト&ナット交換、ミッションオイル補充、気ガス調整、エアクリーナエレメント清掃、バッテリーターミナル締付
・1994年10月 19,412km 24か月車検点検 認証工場にて
・1996年 11月 29,113km 24か月車検点検 正規ディーラーにて
ブレーキフルード、ブレーキマスターシリンダー、前後ブレーキホース、フロントワイパーブレード、左右ヘッドライトバルブ、左リアテールレンズ、フロントガラス、ドアコンタクトスイッチダストブーツ2個、パワーステアリングリザーバータンクOリング、リアフードランプ球1個交換、エアクリーナエレメント清掃、ファンベルト調整、タイヤ空気圧調整
・1997年7月 32,070km ポルシェクリニック 正規ディーラーにて
ウォッシャーラインチェックバルブ、フロントワイパーブレード、フロントフロアパングロメット、フロントデフサイドシール交換、エアコンガス補充、エンジンオイル補充、ブレーキフルード補充、ウインドウォッシャー液補充
・1997年9月 32,297km 臨時整備
タイヤ4本交換
・1997年12月 32,786km ポルシェクリニック 正規ディーラーにて
ファンベルト、オルタネーターベルト交換
・1998年1月 33,203km 臨時整備 正規ディーラーにて
カセットデッキ交換
・1998年3月 33,595km 臨時整備
・2014年2月 46,233km 法定12か月点検 認証工場にて
エンジンオイル、オイルフィルター、ブレーキフルード、ミッションオイル、デフオイル、バッテリー、エアフィルター、ファンベルトテンショナーセンサー、フロントワイパーブレード、ステアリングラックブーツ、スパークプラグ交換、エアコンガス補充、4輪アライメント調整、ホイールボルト締付
・2017年9月 56,407km 24か月車検点検 認証工場にてマフラーAssy交換
・2022年8月 58,881km 24か月車検点検 認証工場にて
・2023年7月 59,750km 臨時整備 ポルシェ専門工場にて(整備明細)
リアブレーキキャリパーオーバーホール、リアブレーキローター交換、リアブレーキパット交換、リアサイドブレーキライニング交換、サイドブレーキ分解調整、フロントオイルクーラーファン交換、エアコンコンプレッサー交換、フロントエアコン冷却ファン交換、フューエルレギュレーター交換、フューエルキャニスター交換、ボンネットダンパー交換、パワーウインドウスイッチ交換、ブレーキパットセンサー交換、フロントブレーキローター交換、フロントブレーキパッド交換、エンジンオイルサーモスタット交換、左右タイミングチェーンカバー交換、エンジンヘッドカバーガスケット交換、エンジンヘッドボルトOリング交換(エンジン脱着)、クラッチシリンダー下側マスター交換(上記作業合計¥1,792,230)、フロントオイルクーラー交換、オイルクーラー電動ファン交換(¥137,720)
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1991年モデルのポルシェ911(964)カレラ4が入庫致しました。外装色はグランプリ
ホワイト、内装色はグレーのクーペモデルです。
17インチCupホイール、Cupデザインドアミラー、スライディングルーフ、リアワイパーを装備しております。ホイールはCupタイプホイールではありません。メーカー純正のオリジナルのCupホイールです。
過去12回もの整備履歴が記録簿に残されているお車です。
直近の整備では、エンジンを下ろしてオイル漏れの修理や、ブレーキ周りの整備などの重整備を、約195万円かけて行っています。もう一回います195万円。
タイミングチェーンカバー左右、ヘッドカバー、ヘッドボルトのOリング交換、クラッチマスターシリンダーのオイル漏れのため、交換を行っております。前後のブレーキディスク、パッドは新品に交換済でまっさらな状態です。リアのキャリパーもオーバーホール済です。エアコンのコンプレッサーはリビルト新品、冷却ファン、オイルクーラー&オイルクーラー電動ファンも交換済です。その他、フューエルレギュレーター、フューエルキャニスター、ボンネットダンパー、パワーウィンドウスイッチの交換も行っております。
相当、お金が掛かっております。
消耗品はファンベルト3本、エンジンオイル&オイルフィルターの交換を行っております。
付属品は当時のレザー取説ケース、記録簿、純正工具セット、エアーポンプを完備しております。
外装は年式を感じさせない塗装のコンディションとなり、内外装共に仕上がった状態です。
964の新車当時はティプトロニックのデビューにより、5MTの売れ行きが悪く、MT車が売れ残っていました。しかもカレラ4はMTのみの設定で、『911はリアエンジン・リアドライブでしょ!、4駆なんて邪道!!』という感じでした。なので新車の登録台数は圧倒的にティプトロニックが多く、今となっては『稀少MT』となっているのです。しかも空冷バブルによって、多くのMT車が海外に輸出されてしまい、国内に現存する964の5MTは絶滅危惧種となってしまいました。
今ではハイパフォーマンスカーのほとんどが4WDを採用していますが、1980年代はスポーツ4WDといえばアウディクワトロとポルシェ959くらいでした。ハイパフォーマンスカーとAWDの組み合わせで一躍脚光を浴びたのが1980年に発売されたアウディのクワトロです。
フェルディナント・ポルシェの孫であり、天才的なエンジニア兼経営者でもあったフェルディナント・ピエヒが、ポルシェからアウディに移籍してきて最初に作り上げたクワトロは、オフロード主眼のパートタイム式が一般的だった当時、さまざまな路面に対応するようセンターデフを備えたフルタイム式という画期的なシステムを開発しました。WRCで大活躍してAWDスポーツ時代を切り開いたパイオニアです。
ピエヒというパイプによってポルシェとアウディはテクノロジーで密接な関係にあったと噂されており、ポルシェは959でAWDを世に出しています。1986年に限定発売された959は、外観こそ911と似ているものの、コンピューター制御を積極的に取り入れた可変トルクスプリット式で当時としては最先端の技術でした。日本では1989年発売の日産GTーRがハイパフォーマンスAWDでレースシーンを席巻しましたが、959を研究して開発されたというのは有名な話です。959は特殊なモデルでしたが、その技術をフィードバックしたのが964型911で初登場したカレラ4です。RRはフロントが軽いため、直進安定性が悪く、コーナーでの限界も低くスライドしたときのコントロール性に難があり、それを解決するのがAWDというわけです。ポルシェはそれこそが進むべき道だとして964型の発売当時はカレラ4のみでしたが、コアなファンはRRを望むので1年後にはカレラ2も追加されました。あれから5世代を経た992型の現行911でもカレラ4とRRがラインアップされていますが、エンジニアリング的な本懐はカレラ4だといっていいでしょう。現代では前後だけではなく左右でも駆動力配分を制御するトルクベクタリングも採用しています。4輪を完璧に電子制御することで運動性能とドライバビリティ、安全性を究極まで高めるのがハイパフォーマンスカーの進化の形であり、その点からもAWDは必須といえるのです。964の駆動力はフロント30%、リア70%。当時のアウディ・クワトロをはじめとした4WDの50:50の常識から外れた設定は、4駆の走破性に、ポルシェの考える『理想のハンドリング』をしっかり残しています。知り合いで、以前お世話になった事のある自動車評論家の中山先生は、「それまでの911では考えられなかった走りの次元に感動!」「今でも新車で買えるのならば欲しい。と思える筆頭の911がこのモデル」と964型カレラ4を評価しています。
1989年にフルモデルチェンジをした911(コードネーム964)は、当初4輪駆動のCarrera4がそれまでの930型911の後継モデルとしてデビューしました。周知のとおりCarrera4は5MTだけです。911は相変わらず北米市場での人気は高かったものの、顧客数の増大は新たな要求を生み、それに応えるためにはアップデートが必要な時期に来ていました。さらにその後継車は911シリーズのイメージを継承する必要があり、観を大きく変えることが許されなかった為、デビューした964型は、930型のデザインを踏襲した外観をまとってはいるものの、80%ものパーツを新製するといった手の込んだ手法を採しました。その結果、カレラボディの空気抗力係数Cd=0.32は当時としては優れた空力特性であり、当時の空冷エンジン搭載の911シリーズでは最も低い値となっています。
エンジンは内径φ100mm×行程76.4mmで3,600ccに拡大され、圧縮比11.3でツインプラグ化され250馬力/6,100rpm、31.6kgm/4,800rpm。
4WDに対応するためフロアセンターは高くなっているが巧みなボディワークにより見た目は分からない様になっています。リアスポイラーは電動格納式を標準装備していました。
ボディータイプは当初よりクーペ、タルガ、カブリオレの3種が提供されました。特筆される変更点は、パワーステアリング及びABSの搭載、サスペンションをトーションバースプリングからコイルスプリングに変えたことです。これによりリバウンドでのセット荷重が負荷できるようになり、現代的なハンドリングを得ることに成功しました。今では4輪駆動のスポーツカーは当たり前となりましたが、当時は911なのに4輪駆動というのが馴染めなかったものです。964は最後のセミトレーリング式リヤサスペンションとRRの組み合わせとなりました。セミトレーリング式では対地キャンバーが崩れて接地限界は993以降のマルチリンク式に劣ります。一方で対地キャンバーが一定の割合で崩れていくので運転手がタイヤの接地情報を得られやすい美点もあります。実験部門がリヤサスペンション取り付け部を重点的にボディをチューニングすることで、創業時の356から伝統的に運転手を熱狂させてきた、独特のトラクション感を体験できる最後のポルシェが964なのです。964型は1989年から1993年までの5年間のみ生産され、993へとモデルチェンジしました。その5年間の中でもマイナーチェンジがあります。1991年にアルミホイールデザインが変更され、1992年にダブルエアバッグが装着され、同時にサイドミラーが楕円形の物に。また、エアコンガスがR12からR134へと変更され、リアブレーキキャリパーがそれまでの2ポットから4ポットに変更されました。そんな964型911ですが、今となってはどれも古い車である事には変わりありません。良い状態を維持している個体はかなり少なくなっています。数年前からの価格の高騰もあり、日本で大切にされてきた911のかなりの台数がヨーロッパやアメリカなど、世界中に輸出された事も記憶に新しい事実です。
964が欲しい方は、是非状態の良い個体を手に入れてください。
今回入庫した1991年モデルの964型カレラ4は、1991年10月に新車登録されたお車です。
新車時からの点検記録簿が、臨時整備も含めると12回残っております。当時人気オプションだった17インチCupホイールと、Cupデザインミラー(通称92yミラー)を装備しています。他には、RUFのフロントリップスポイラー、減衰力調整可能な車高調整式サスペンションを装着しています。乗った感じは、言われなければ気が付かないくらいで、ノーマルのサスペンションと変わらない感じです。フロントのトランクスペースには、スペースセーバースペアタイヤ、エアポンプ、ジャッキ、工具類が残されています。トランク内のカーペットもきれいきれいな状態です。
人気のグランプリホワイト、今では稀少な低走行の部類に入る5MTのカレラ4です。964モデルをお探しの方は、是非一度ご来店の上現車をご確認ください。オートローン金利1.9%~、頭金¥0~、最長お支払回数96回~120回、残価据置型オートローン御対応可能。月々のお支払の試算、オートローン事前審査御対応可能です。お気軽にお問い合せ下さい。全国御納車可能です。詳細はお問い合わせ下さいませ。